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書けるときに一気に書くのが私の流儀です。『向日葵の教会と長い夏休み』



前回の記事から、やや筆が乗り出したので一本書き上げられました。ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

もし冬コミで新作をだすならこれも収録することになるので、途中までの掲載です。
これをもっとブラッシュアップして、載せられたらいいなぁという感じですね。

ちなみに今の段階ではプレイした人向けの内容になっているので、未プレイの方は読んでもワケワカメな上に、盛大にネタバレをかましているのでご注意ください。
 
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 昔から創作で扱われるテーマの一つとして、「本当に血は水よりも濃いのか」というものがある。
わざわざ説明をするまでもないとは思うが、血とは血縁関係のことを指し、水は非血縁の関係を指す。

 このことについての作品ごとの扱いは様々で、『シンデレラ』の継母たちのような古典的テンプレートもあれば、全くその逆を描く作品も非常に多い。私としては、最近見た『蒼穹のファフナー』なんかがぱっと思い浮かんだ作品だ。また、ただ単に「血>水」「血<水」といった両者の比較ををする作品だけでなく、「血縁による愛情の否定」といったことや、「非血縁者(継母など)による酷い仕打ち」といった片側のみの表現まで含めると、この問題を扱っている作品は物語という広い分野においても、非常に高い割合を示すこととなるであろう。

 ただ、こういった作品や、現実における様々な事例を見るに、「血か水か」というのは大した問題ではなく、まさにケース・バイ・ケースだというのが現代における一般的な認識なのであろうと思う。施設から引き取った子を愛情持って育て上げた両親の話が美談としてとりあげられれば、実の子を虐待した挙句、死に至らせた親の逮捕が報道される。そんな世の中だ。

 ではここで素朴な疑問、「(良い)家族の条件とは一体なんなのか?」
 この場合の家族は、単なる形式的なものではなく、心の繋がりを指していると考えて貰いたい。同じ家に住んでいたとしても互いに対して全く無関心であるものを家族と呼びたくはないわけだ。

 その疑問を胸に抱いたまま、今回の作品、『向日葵の教会と長い夏休み​​​(枕、2013)』へと話をもっていこう。正直エロゲーで扱うには非常に重いテーマなのではとも思ったが、『素晴らしき日々(ケロQ、2010)』において、人生の意味として「幸せに生きよ!」と明言したこのブランドにとって、「家族」は避けられないテーマだったのかもしれないと愚考してもみたくなる。

 それはさておき、本題である。本作において明確に描写される家族(親子関係)は、実に8組(陽介と神父、雛桜と神父、陽介と雛桜、野々原夫妻と陽介、野々原夫妻と雛桜、鷺月家、朧白家、夏咲家)に及ぶ※1。この内で実際に血縁関係を持つのはわずかに3組。その中でも夏咲家は回想のみでの登場であり、実質的には2組である。この偏った構図、私には作中での鷺月家の扱い※2などを鑑みるに、意図的に血縁家族の数を少なく設定したものとしか思えないのだ。実際、この2組の血縁家族のうち、ひとつは歪んだものとして描写され、そしてこの作品のキーである野々原夫妻と雛桜の関係にいたっては、雛桜の父である野々原氏の死去の後、雛桜の母、梢は彼女を神父に預けるという選択をし、この家族は崩壊する。

 今さら明言するまでのことでもないのかもしれないが、結局血縁関係は家族にとって絶対条件ではないのだ。強いて言えば血縁関係であることから生れ出づる何かしらが、家族にとって大事なものとなっているのであろう。ではそれは何なのか。
では「愛情」なんてのはどうだろうか。家族愛というのはたしかに家族の維持には必要だろう、無関心の反対に位置するものは愛なのだから。事実、作中においても、ルカの父親はルカを溺愛していたし、夫婦仲が冷えていた野々宮夫妻は陽介への愛情によって正しく夫婦となったと述懐している。

 ところがこの作品では「愛情」ですらも否定する。朧白家に家族愛がなかったわけでは決してないし、また野々宮家にしても、梢は雛桜を間違いなく愛していた。むしろ愛していたからこそ彼女を手放すことを決心したのだ。

 では結局、この作品における「家族」の条件とはなんだったのだろうか?
<続く>
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※1陽介と雛桜は同じ親を持つが、どちらの親にしても、この二人が兄弟として暮らしていたことがないのでここでは分けてカウントしている。
※2ルカが捨子であることに端を発するイベントは存在するが、そのためにわざわざルカを捨子と設定するだけの必要性というものを筆者は感じなかった。
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テーマ : 美少女ゲーム
ジャンル : ゲーム

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Author:talltoy
「えろげ雑話」シリーズで主にエロゲの評論をしています。
最近、知名度を上げるべくほそぼそと活動中です。

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